失敗するホームページ制作動機・目的編[社長の「鶴の一声」で作る]

ホームページを社長命令で作って、なぜ失敗する? 中小企業に多い、"とりあえず"パターン。
「今どき、ホームページ(Webサイト)のない会社はないから、早く作れ!」という社長の鶴の一言で、とりあえず作るというパターンです。
会社案内のパンフレットをそのままWebに移行したようなホームページ(Webサイト)で、Webの黎明期だった90年代後半に多かったものです。(未だに中小企業には多いわけですが)
できただけで安心、満足してしまい、後はほったらかしという、社長にとっての自己満足ホームページの出来上がりです。名刺にアドレスを印刷して「ホームページができたのでぜひ見てください」と自慢げに名刺交換する社長の姿が目に浮かびます。

実店舗に例えるとゴーストタウンの無人店舗のようなもの

これって店舗? 何の目的もなくとりあえず作るホームページ(Webサイト)は、何のリサーチもせず、目的もなく、売るものも決めずに出店する無謀な店舗のようなものです。
人通りのない路地に売るものも決まっていない店舗があっても、誰も入ることはないでしょうし、社長の名刺を手がかりに訪れた知り合いは、それを見て幻滅して帰ってしまうでしょう。 見て見ぬふり 幻滅して帰った人たちは、次に社長に会った時、感想を聞かれても「まだ、伺っていないんですよ」と行ってないふり。もしかしたら顔を背けて見てないふりかもしれません。
こんな会社とは取引したくないということです。

出来上がるホームページは会社のイメージダウンサイトの出来上がり

現在のホームページの役割 インターネット黎明期の頃ならホームページがあるだけでイメージアップできたものですが、現在では、ホームページ(Webサイト)があるのは当たり前です。
逆に内容が充実していないものは会社のイメージダウンになってしまうことを意識しなければいけません。
通常、名刺交換をした時にその人や会社に興味があればアドレスをチェックします。その時、しっかりしたホームページであれば、取引につながる可能性も大いにあります。 安易な制作の代償 そして会社概要しか載っていないような薄っぺらなホームページでは、検索サイトにもヒットせず、誰にも見てもらえないホームページになってしまいます。
そればかりか、とりあえず作ったというようなホームページでは、取引先からの信用を失う可能性さえあるのです。
会社のイメージダウンの代償は大きいです。

筆者の経験から雑多なWebの世界

1990年代のホームページ 筆者も90年代後半には、パンフレットサイトと言われる会社概要主体のホームページをよく作ったものです。
当時はまだホームページを持っていない会社の方が多かったので、それでもアドバンテージになったのですが、上記でもあるように現在では、それではまったく意味がありません。 それでも多いパンフレットサイト ある程度、経験のあるWeb関係者であれば、現在のホームページ(Webサイト)のあり方(ソリューションとしてのホームページ)を理解できているはずなのですが、それでも中小企業のホームページは、未だにパンフレットサイトがほとんどなのが現状です。
その原因は、予算の問題、制作会社の問題、中小企業の意識の問題など様々ですが、だからこそ、他の会社との差別化をしてアドバンテージを得るチャンスがあるとも言えます。

成功への鍵はなぜ作るのかを明確にすること!

目的と自社の強みを明確に ほとんどの中小企業ができていない、事業として当たり前のこと(目的と自社の強みを明確にして戦略を立てる)をしっかりやることが大切です。
そこには、大きなチャンスが眠っています! 詳しくは、「成功するホームページ制作」へ 「成功するホームページ制作」は、現在準備中です。

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